北海道の魚「こまい」は、子どもから大人まで人気の白身魚です。
一番おすすめしたい食べ方は「焼いて、マヨネーズと七味をつける」です。
この記事では、こまいの焼き方を、グリル、フライパン、トースターの3つに分けて説明しています。また、旬の時期や、一夜干しと天日干しの違いについても紹介しています。
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目次
「こまい」「カンカイ」はどちらも同じ意味
こまい(氷下魚)とは、主に北海道で漁獲されるタラ科の海水魚です。
氷が張った海の下にいるコマイを氷下待網漁で採ることからその名が付いたと言われています。
大きさで呼び方は変わり、15㎝までを「ゴタッペ」25㎝までを「コマイ」、それ以上を「オオマイ」と呼びます。
北海道ではこまいのことを「カンカイ」と呼ぶこともあります。
生息地は北海道周辺、山口県までの日本海、青森県から宮城県までの太平洋など広く生息する魚です。
こまいの旬は冬です。産卵期は1月から3月で、岸近くの氷点下あるいは氷点下近い水温のところに産卵します。この時期は、卵や白子を味わうことが可能です。
北海道の東にある根室海峡はコマイの産卵場所として有名です。
こまいの二種類の干し方~「一夜干し」と「天日干し」~
こまいは鮮度がすぐに落ちる魚なので、鮮魚で流通することは少ないです。
産地以外では「一夜干し」や「天日干し」などの干物として流通し、お酒のあてとして人気があります。
ところで干物の「一夜干し」や「天日干し」の違いはご存知でしょうか?実は、見た目に違いはなくとも、干し方によって味や食感に違いがでてくるのです。
- 日光と風に当てて乾かす方法。
- 表面は歯ごたえがよく、中はふんわりとやわらかくなる。
- 脂身が少なくなり旨味が濃縮されるので味が濃い。
- 風通しのよい日陰や夜に熟成させながら乾かす方法。
- 日光に当てないため魚の脂が酸化しにくく、生魚に近いやわらかい食感が得られる。
こまいの美味しい食べ方
干物が広く流通しているこまいですが、どうすれば食べればおいしく味わえるでしょうか?
一番おすすめしたいのは「焼いて、マヨネーズと七味をつける」食べ方です。
厳しい寒さを生きる北海道民だからこそ生まれた味で、晩酌のお供にぴったりです。
さらに、こまいの煮付けもおすすめです。小型の魚なので切らずにお鍋に入れて煮付けができるのは楽ちん。白身魚と煮物料理は合いますよね。
こまいの美味しい焼き方
上記のように、こまいを焼いて七味マヨで食べるのがおすすめです。美味しく食べるには「焼き方」も知っておくことも大切。
ここでプロの居酒屋料理人がこまいの美味しい焼き方を伝授します!
ポイントは「焼き過ぎないよう注意」すること。
こまいは焼き過ぎると身が固くなり美味しさが失われます。干物は火が通りにくいので、火の通りを確認しながらじっくり焼きましょう。
家庭によって魚焼き機は異なるので、種類別に紹介していきます。
グリル
- グリルのトレイに水を入れ、網を油で軽く拭く。
- 網の上にこまいをのせて、弱火で焼く。皮に薄く焼いた色がついたらひっくり返して両面焼く。
フライパン
- フライパンを温めて、フライパンホイルをひく。
- こまいをのせて片面を中火で焼く。
- 火加減を見ながら、片面に焼き色がついたら裏返す。
- 反対側にも焼き色がついたら出来上がり。
トースター
- オーブントースターのトレイにアルミを敷き、こまいを並べる。
- 温度「強」で7分焼く。
- 爪楊枝で火の通りを確認し焼けていたら完成。
まとめ
北海道民から愛され続ける「こまい」について紹介しました。
こまいは干物として流通しており、旨味がぎゅっと凝縮されています。スーパーで干しこまいを見かけたら、是非買ってみてください!焼いて、七味とマヨネーズで食べれば、旦那さんもお子さんも、リピート間違いなしですよ!
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こまいそのものに「魚本来の味」を感じられるので、まずは調味料を何もつけずにお楽しみください。熱燗がよく合います。こまいをかじって、きゅっと日本酒を口に含んで堪能してください。
次はやっぱり、マヨネーズと七味唐辛子。コクが深くピリッとしたタレは、こまいとの相性が抜群です。思いっきり飲める夜だけ、このおつまみにしてくださいね笑。