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ホーム北海道の美食学北海道の畜産年間たった100頭!超希少な出荷数「アスパラひつじ」の産地・北海道美唄市の魅力とは?

年間たった100頭!超希少な出荷数「アスパラひつじ」の産地・北海道美唄市の魅力とは?

北海道の畜産

年間たった100頭!超希少な出荷数「アスパラひつじ」の産地・北海道美唄市の魅力とは?

グルメから北海道美唄市を知った方も最近は多いのではないでしょうか?

現在、美唄でも特産が多く特に「アスパラひつじ」はテレビ取材をうけて評判になりました。ほかにも美唄焼き鳥などの特産品も多く、グルメ・農業・畜産など様々な分野で名前が知られるようになりました。

しかし、「アスパラひつじ」の産地である美唄のことを知らない方も多いのが現状です。

そこで、美唄の魅力や歴史、特産品をを改めて紹介していきます。

北海道の美唄市はどんなところ?

北海道の美唄市はどんなところ?

美唄とは、北海道の中西部に位置する北海道空知地方のほぼ中央にある、人口は約2万人程の小さな都市になります。

美唄は自然豊かな環境が整っており、歴史を感じる建物や施設が見られる場所です。観光地としては、ラムサール条約登録湿地である宮島沼や、かつての炭鉱跡地・建物が見られる炭鉱メモリアル森林公園が有名です。

北海道の歴史を語るうえで欠かせない屯田兵や石炭採掘について知りたい方は、ぜひ美唄に遊びに来てください。

美唄の歴史

明治~昭和前半にかけては屯田兵の入植・石炭の採掘によって人口が爆発的に増えましたが、石炭不況により人口は減り、「石炭の産出地」から「農業地」と認識されるようになりました。

明治23年屯田兵が美唄に入植。騎兵、砲兵、工兵の本部が美唄に置かれ、市街が発展。
明治37年北海道の人口が増加したため屯田兵制度自体が廃止されたため、美唄市に屯田兵の流入がストップ。
明治から昭和前半石炭の一大産出地として有名になり、人々があふれた。
昭和47年石炭不況によりすべて閉山。

このような歴史から、美唄は北海道の歴史的文化財が多くに残っており、屯田兵がいた当時を思わせる建物・痕跡が残る歴史的な価値の高い地域になっています。

近年では2002年11月に美唄の「宮島沼」が国際的に認められ、ラムサール条約に登録されたことで美唄の名が全国的に広がっています。さらに、石炭が閉山後に登場したグルメ・農業で美唄は全国区になりつつあります。

美唄市の特産品

美唄は農業・畜産に力を入れており、それらを使用したグルメが非常に有名になりつつあります。

特産品としては、「美唄焼き鳥、ななつぼし、美唄産グリーンアスパラ、ジンギスカン」が有名です。

美唄発祥の「美唄焼き鳥」

美唄発祥の「美唄焼き鳥」

美唄と聞いて真っ先に出てくるのは「美唄焼き鳥」ではないでしょうか?北海道といえば室蘭焼き鳥と言われる豚を使用した焼き鳥が有名かと思いますが、美唄焼き鳥は鶏肉を使っています。

鶏レバーや内卵、砂肝、心臓、キンカンなどのモツや皮など様々な部位を一本の串にした焼き鳥が美唄焼き鳥です。

美唄の炭鉱労働者が好んで食べていたと言われている、歴史ある焼き鳥です。

美唄産のお米「おぼろづき」

美唄産のお米「おぼろづき」

美唄のふるさと納税分としても親しまれている「雪蔵工房のおぼろづき」は2006年に「第八回全国米・食味分析鑑定コンクール」で金賞を獲得したお米です。

8回も開催されていたにもかかわらず、今まで北海道のお米が選ばれることがなかったのですが、最高賞である金賞を初めて手にしたのが「美唄産雪蔵工房のおぼろづき」です。

もちもち感や粘り気が評価されており、「冷めてもおいしいお米」として人気です。

お弁当に欠かせないおにぎりにしてみてはいかがでしょうか?

美唄産グリーンアスパラ

美唄産グリーンアスパラ

グリーンアスパラの生産地1位の北海道では、ギフトとして送られるほどグリーンアスパラの人気が高く、特に美唄産は甘く柔らかいと評判です。

アスパラの甘さの秘訣はずばり土壌です。

美唄は宮島沼が有名ですが、実は消滅した沼も多数あり、美唄自体が沼地の生まれやすい土地とも言えます。

気温が低く涼しい気候の沼地にできやすい泥炭土壌は石炭有機質をふんだんに含んでおり、アスパラを甘く柔らかくするのに適しているのです。

美唄は盆地でもあるため、昼夜の温度差がさらにアスパラを甘く育てるのに適していることもあり、美唄産のグリーンアスパラを「夏ギフト」にする方も多くいらっしゃいます。

北海道の生まれのジンギスカンとラムスライス

北海道の生まれのジンギスカンとラムスライス

北海道といえばジンギスカンと思っている方も多いのではないでしょうか?

第一次世界大戦時、イギリスが羊毛を軍需品に指定したことがきっかけに、日本では羊を大量輸入していました。ただし、羊肉は伝染病や羊独特の臭みが日本人にはなじみがなく、羊の食文化がまったく根付かなかったようです。

しかし、昭和初期になり、やっと札幌でタレに漬け込んだ「ジンギスカン」が広がったことで、「ラムスライス」として羊肉を食べる文化が広がることとなりました。

現在の北海道では、美唄産のアスパラを食べて育った「アスパラひつじ」が有名です。

特に、北海道にあまり来られない方にとっては「お取り寄せ」してでも食べたいグルメとして、テレビ取材が殺到するほどの人気があります。

「アスパラひつじ」は産地の美唄でも希少

「アスパラひつじ」は産地の美唄でも希少

美唄の「アスパラひつじ」は、通常のエサの他に、美唄西川農場さんが美唄でとれたアスパラの一部を食べて育っています。

甘くて柔らかい美唄のアスパラを食べて育ったひつじのお肉は、旨み・栄養価が高い上質な味わいです。

美唄産アスパラの甘さを知っている方は、より一層甘くなった羊肉「アスパラひつじ」を食べてみたいと思っていることでしょう…!しかし、「アスパラひつじ」は年間で100頭程しか出荷されないため、現在は一部の飲食店でしか食べることができません。

活食・隠れ酒蔵 かけはし 北二条店」なら、特別に「アスパラひつじ」を仕入れさせていただいていますので、いつでもご用意できるわけではありませんが、在庫がある限り、メニューとしてお出しできることができます(事前予約必須)。

また当店の通販サイト「福徳便」でも「アスパラ羊」を取り扱っておりますので、ご興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。

まとめ

年間たった100頭しか出荷されない超希少な「アスパラひつじ」の産地・北海道美唄市についてご紹介しました。

美唄は、屯田兵の入植と炭鉱で栄えた市で、閉山された今では農業・畜産・グルメで盛り上がっている地域です。特に、「美唄焼き鳥、おぼろづき、グリーンアスパラ、ラムスライス」の評価が非常に高いです。

美唄でもなかなか味わえない「アスパラひつじ」は産地の美唄でも希少価値が高く、「お取り寄せ」をするか、すでに調理されたアスパラひつじを「活食・隠れ酒蔵 かけはし」で味わうか…悩みどころですね。

ほかにも、美唄の観光地は、炭鉱・屯田兵の歴史がうかがえる「炭鉱メモリアル森林公園」やラムサール条約登録湿地である「宮島沼」もあるため、グルメを楽しみながら北海道の歴史と自然に触れ合ってみてはいかがでしょうか?