近年イカの不漁が続いていると言われていますが、それでもイカ釣り漁業は盛んに行われています。
とくに、イカは北海道各地で水揚げされており、イカの群れを追って道内の港を巡るイカ釣り漁船もあります。
そんなイカの本場、北海道には実際にどんな種類が生息しているのか?
どんな食べ方をすると美味しいのか?
知っているでしょうか。
そこで、今回は道民が北海道で獲れるイカについて、そして地元民が教えるイカの美味しい食べ方をご紹介します!!
北海道のイカの特徴を知って、それぞれに合った美味しい食べ方でイカを楽しみましょう!
目次
獲れるイカの種類は2種類?旬の時期は?
イカの種類は世界中で450種類を超えると言われていますが、北海道では主に2種類のイカが獲れます。また、時期によって水揚げされるイカが違いますので通年楽しめるでしょう。
【北海道で獲れるイカ その1】スルメイカ
耳が小さい菱形で、胴が長いのが特徴です。ヤリイカよりは小ぶりではありますが、足はヤリイカよりも長いことから天ぷらにも適しています。
触腕という2本の腕には大きな吸盤が付いており、更にその吸盤に歯が付いているのも特徴の一つです。
”真イカ”と言う呼び名をよく耳にするかと思いますが、これは主にスルメイカを指す俗名で、スルメイカは標準和名なのです。
旬の時期は6~12月。本来は日本海を成長しながら1年をかけて北上する魚で、最大の水揚げ量を誇る北海道函館では6~9月に最盛期を迎えます。その後更に北上し、10~11月頃に羅臼町周辺で水揚げされます。
【北海道で獲れるイカ その2】槍イカ
ヤリイカの名前は、細長く先が尖っていることから由来しています。性別で大きさは異なり、オスの方が大きくスリムで、メスは10cm程小さくふっくらとしているのが特徴です。スルメイカに比べると肉質は薄目ですが、上品な味わいのお刺身、味の良いスルメの原料として親しまれています。
スルメイカ同様、北海道函館周辺で多く水揚げされており、旬は1~5月の”春イカ”として重宝されています。
九州でも漁獲されますが、北海道のヤリイカとは個体が違います。
函館しかイカは獲れないの?
北海道のイカの生産地としては、函館が有名です。しかし、近年、海水温の変化によって獲れる時期や場所も変化しているので、漁獲量が激減しています。
函館のイカ漁はスルメイカの深刻な不漁が続いており、イカ不足が続いているのです。
そんな中、2021年8月、北海道の道東 根室市の花咲港が記録的なイカの豊漁のよう。
8月の取扱量は計約263トンと前年同月の10倍を超えているようです。
イカ不足で悲しんでいた北海道もようやく光がみえてきた兆候です。
参考記事:Yahoo!ニュース
美味しい新鮮なイカの見分け方
希少価値が出てきた北海道のイカ。せっかく食べるならとびっきり美味しいものを食べたいですよね?
そんなイカの新鮮な見分け方を道民がご紹介します!
ポイント1:生を選ぼう!
全国的にスーパーに並ぶことが多いのはスルメイカ、ヤリイカが多いです。
冷凍も売られていることが多いですが、断然「生」を選ぶことをオススメします。
ポイント2:イカの体の色を確認しよう!
イカの体表面は小さな色の粒の集まりで構成されています。(写真参照)
この丸い細かい粒は色素胞と呼ばれ、生きている間は、この色素を動かし生活しています。
鮮度の良いイカは、目が黒々と澄んでいて、全体に透明感があり、濃い赤褐色をしています。
さらに、売られているイカでこの色素胞がまだ動いている場合は、超新鮮なイカなので、即買いです!
道民が好む!美味しい北海道産イカの食べ方
イカのお刺身
↑かけはしが提供する活イカの様子です。
イカの食べ方と言えばやはりお刺身を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?”イカの踊り食い”と言われる、活イカをさばいた耳や胴体と一緒に持ってくるお刺身が有名です。コリコリした耳や腰のある身の食感は何とも言えない美味しさですね。
イカの塩辛
イカを塩漬けしたもので、スルメイカを使うことが多いです。北海道ではお馴染み、蒸かしたジャガイモと塩辛の組み合わせは絶品ですね。
イカそうめん
その名の通り、イカを麺のように細く切って麺つゆや醤油に付けて食べるものです。喉越しが良く、つるんっと食べられる美味しさで日本一の水揚げ量を誇る函館の名産として居酒屋などでも多く用意されています。
イカの天ぷら
イカの足を使った天ぷらであることから”ゲソ天”とも呼ばれています。ヤリイカの場合は足が短すぎるので天ぷらにするのは難しく、スルメイカが主です。
イカの炙り
シンプルにイカを焼いたものです。お酒のおつまみには持ってこいの逸品で、マヨネーズ、七味と合わせて食べると想像するだけでもよだれが出てきそうですね。
イカ飯
腹ワタを取り除いた所にお米を詰め込み焚き上げたもの。渡島地方全域の郷土料理で、函館のお土産屋さんに行くと、真空パックに入ったそのまま食べられるイカ飯も販売されてますね。
スルメ
諸国名産珍味 南部:http://www.nambu.ne.jp/?pid=46557407
俗語としてアタリメと呼ばれているスルメ。イカを乾燥させたもので、こちらもお酒のおつまみの代表の一つと言えるでしょう。日本のみならず中国や東南アジアでも長期保存できる食品として用いられています。
北海道で新鮮なイカ料理が楽しめるお店
「函館じゃないと新鮮なイカは食べられないのかな…」
と思っている方ご安心ください!
活食・隠れ酒造かけはし 北2条店では海鮮はもちろん、イカ料理も楽しめます。
「活イカ刺身(活ヤリイカ)」のお刺身は勿論、お店特製「自家製イカゴロ漬け」や「イカ塩辛かけはし流」や「イカ一夜干し炙り(七輪でお客様が炙る)」も提供しています。
活真イカが入荷(7月〜11月頃)している時は、イカゴロの刺身もあります!
生きているイカのゴロは臭みも無くて、濃厚なのでとっても美味しのです!!
今までイカゴロ苦手だと思ってた人も『これなら食べられる!!』とビックリされるお客様が多いので、ぜひ食べにきてくださいね!
さらに、活イカの刺身は半身での注文も可能です!多くて食べられない、もっといろんな種類の料理を楽しみたいけど活イカ刺しも食べたいという方にはオススメです。
他では、こういった頼み方はできないので、かけはしならではの活イカ刺しの楽しみ方です。
ビル街の地下一階にある隠れ家の様な居酒屋さんなので自分たちだけが知る秘密基地の様な気分で食事を堪能できそうですね。
【お店情報】
札幌市中央区北2条西2丁目マルホビルB1
電話:011-222-9984(完全予約制)
営業時間:17:30~23:00
※ラストオーダー:22:30
席数:70席(個室有り)
※カウンター・掘りごたつ席あり
かけはし北二条店:
https://sapporo-kakehashi.com
かけはし通販サイト「福徳便」:
https://kakehashi2jyou.shop-pro.jp/