北海道札幌にある居酒屋「活食・隠れ酒蔵 かけはし」は2005年にオープンしました。
オーナーである私・下川部(しもかわべ)は19歳から飲食業界の道へ進み、現在もその道で生かされています。
数々の飲食店での経験から「かけはし」がサービスとして誇ることや想い、そして食材・加工食品の通販サービス「福徳便」を始めた理由についてお話します。
目次
私たちは日本酒の楽しさを語れます。
活食・隠れ酒蔵かけはし北二条店は「お客様にピッタリな日本酒を提供します」というサービスがあります。
お客様の好みや、オーダーしている料理に合わせて、その日その時に入荷している『隠し酒』から、どのくらい飲めるか(量など)を確認し、何杯お勧めするか、どんな日本酒なのかを専門のスタッフが組み立てるというものです。
専門のスタッフは、日本酒がどのようにして作られたのか、どんなコンセプトを持っているのか、日本酒が持つ物語も教えてくれます。
↑実際にセリ鍋に合う日本酒をすすめています
このサービスがあるので、常連のお客さんは全くお酒のメニューを見ない方もいたり、
普段、日本酒を飲まない人も「かけはし」でなら飲むというお客さんもいます。
さらに、日本酒のメニューをみてもどんなお酒なのかわからない、自分の好みがわからないという人もいるので、かけはしの「その人にあった日本酒を提供する」というスタイルは、日本酒に馴染みのない人にも喜ばれます。
どうしてこんなに日本酒に詳しくなったのか?
25歳の時に勤めた居酒屋で日本酒の世界に入りました。
その居酒屋に勤めている際に、同業者の地酒を沢山扱っているお店の店長さんから色々と教えてもらいました。
現在は、日本酒といえば、女性までもが好むお酒になりましたが、
働いていた当時、地酒をたくさん置いている居酒屋は多くなく、注文する人もさほどいない状況でした。
そんな中、酒屋の社長さんから誘われた酒蔵の新築祝いに参加した事が、日本酒をさらに深めるきっかけとなりました。
●事前知識としての酒屋の歴史●
酒屋は、昔からお酒以外の日用品を取り扱うなんでも屋という存在で、人々の生活には必要な存在でした。
また、地域に一つしか酒屋は作ってはいけないという規制もあり、絶対に潰れない、競合もいない店として町に確立していました。
しかし、昭和後期、酒類販売の規制緩和より、コンビニやスーパーでもお酒が売られるようになり、酒屋のライバルが増えたことで、酒屋も生き残りをかけて必死になっていったのです。
そこで、酒屋はなんでも屋からお酒の専門店として力を入れ、酒蔵から商品に関する知識や情報を蓄え、時代の流れとともにその地位を確率していったお店もあります。
酒屋にとっての日本酒を詳しく知るには、酒蔵との関係が深いのです。
酒屋の歴史背景から、酒屋が知っている酒蔵のストーリは、私が日本酒を詳しくなるきっかけとなり、そして自信持ってお客さんに提供できる日本酒となっていったのです。
いいものをちゃんと伝えていくことで、本物の商品の本当の良さがわかってきます。
「かけはし」はそれを大切にしているお店です。
想いは一つ。生産者さんの「かけはし」となりたい
「かけはし」のお店の名前の由来は、「生産者さんの想いをお客様へ伝える【かけはし】となる」という想いが込められています。
15年前の和食店の経営を失敗した時に、共に働いていた仲間と「私たちは何の為にお店を続けたいと思っているのか?」をととことん語りあかしました。
その中で、「単に美味しいお酒やお料理を出す店ではなく、日本の食を守る生産者さんが喜ぶお店にしよう!」と明確な道筋ができたのです。
日本が誇るべき生産者さんとお客様をつなぐ「かけはし」として、今でもそんな想いを込めてお店はここに在ります。
しかし、新型コロナウイルスの影響により、店舗の営業はしばらくお休みし、生産者さんの想いが届けられずにいました。
多数の飲食店が休業、閉業に追い込まれる中、生産者さんもまた、買い取り手がなく、大量の食材を抱える苦しい問題に直面していたのです。
そこで、かけはしが生産者さん応援プロジェクトとして立ち上げたのが、
福徳便は、生産者の想いを全国へ届けています!
絶品食材を全国へ!「福徳便」は3つの福と2つの徳がある
コロナ禍で始めた「福徳便」。
そこには、生産者さんへ、そして食べてくれる人へ以下の想いが込められて「福徳便」と名付けられました。
正直な食材を美味しく食べていただく「口福」
食卓を囲む一家団欒の「幸福」「満福」
コロナ禍でも共に助け合う「徳」
お客様への「お徳」
福徳便を楽しむ3つの秘訣
通販サイト「福徳便」には、お客様が食を楽しめる工夫があります。
■かけはしの味を自宅で再現できるレシピ付き
居酒屋かけはしの味を自宅でもそのまま味わっていただけるよう、お届けする商品の中にはプロ直伝のレシピもついているので、ご自宅で味をそのまま再現できます。
■定期便でいろんな生産者さんの食材を味わえる
いろんな生産者さんのものをセットにして販売もしています。
こちらは定期便で、8月は酒屋とコラボし海産物とお酒のセット販売もしていました。
月によって旬なものが異なるので、毎月違った旬の味を楽しめます。
■取り扱う食材の生産者さんは作り方にこだわっている人達がいっぱい
福徳便の食材を作る生産者さんは、農薬や化学肥料を使わない野菜を作っている農家、牛にとって安全な肥料を使い育てている酪農家、ニワトリの餌や飼い方にこだわり完全オーガニックな卵を作る養鶏場など、全ての商品に生産者さんの想いがこめられ作られています。安心・安全・美味しい食材を売っているからこそ、子供や家族に食べさせたいものばかり。
私たちの仕事の価値は「伝える」こと
札幌にある居酒屋「活食・隠れ酒蔵 かけはし北二条店」、弊社が運営する通販サイト「福徳便」どちらも私たちの使命は「伝えること」にあります。
例えば、しいたけ。
一般に売られている「しいたけ」と、かけはしで食べる「しいたけ」の味の違いに驚く人がたくさんいます。
それはなぜか。
お客さんが味わう体験、新しい発見をできるよう、記憶に残るようなメニューをいくつか用意しているからです。
日本酒のストーリーのように言葉で伝える、さらに、料理のように味で伝え体感していただく。
常にお客さんへ新たな体験してもらうメニューがここにあります。
さらに、うちのスタッフは食べ方にうるさいです。
生産者が丹精込めて食材を作っている想いを知っているからこそ、スタッフはついつい「食べ方にうるさく」なってしまいます。
卵かけご飯でも、生産者さんから「この様に食べて欲しい」と頼まれた作り方を一所懸命に伝え続けます。
生産者さんが込めた本当の味を知って欲しい、その想いが溢れ出てしまうのもうちの魅力の一つなのでご了承ください。
そして、札幌には来られないという方には、福徳便でも食べ方、居酒屋ででている味は再現できますので、安心してご利用ください。
「かけはし」のこと、少しでも知ってもらえたでしょうか?
福徳便のご利用、そして「かけはし」への御来店心よりお待ちしております!
【お店情報】
札幌市中央区北2条西2丁目マルホビルB1
電話:011-222-9984(完全予約制)
営業時間:17:30~23:00
※ラストオーダー:22:30
席数:70席(個室有り)
※カウンター・掘りごたつ席あり
かけはし北二条店:https://sapporo-kakehashi.com
【通販サイト】