居酒屋の代表料理、牛すじ煮込み。自宅でも作ってみようとトライしたものの、トロトロにならないこともありますよね。今回は、牛すじ煮込みがトロトロにならない原因と対策、そして硬い牛すじ煮込みを作ってしまった時の対処法をお伝えします!
さらに、より短時間でトロトロの牛すじ煮込みを作るための裏技もお伝えします!
【活食・隠れ酒蔵 かけはし北二条店】は札幌にある居酒屋です。北海道の幸と、料理にぴったりな日本酒で、最高の金曜日をお届けしております。
目次
牛すじ煮込みがトロトロにならない原因と対策
牛すじ煮込みがトロトロにならない原因としては、主に2つが考えられます。それぞれに対して、対策もお伝えします。
下茹での時間が短かった
牛すじに多く含まれるコラーゲンが、牛すじの硬さの原因です。コラーゲンを長時間加熱すると、コラーゲンがゼラチンに変わり、柔らかくなります。下茹での時間が短いと、コラーゲンが十分にゼラチンに変わらず、硬いままになってしまうのです。
牛すじ煮込みの一般的な作り方は以下の通りです。
- 5分程煮てアクを取る
- 酒、ネギ、生姜と一緒に1時間半~2時間程煮込む
- 牛すじと出汁を分ける
- こんにゃく、牛すじ、調味料、出汁で30分程煮込む
牛すじ煮込みが硬かった場合は、②の煮込みを忘れてアク取りだけになってしまったり、煮込む時間が短かった、という可能性が考えられます。
茹で時間はあくまで目安なので、さらに時間をかける必要があることもあります。適宜お箸で硬さを確認することをおすすめします。
入れたお肉の量が少なかった
お肉の量が少ないことも、原因として考えられます。お肉を長時間加熱すると水分が抜けて硬くなりますが、ゼラチンのお陰で柔らかさを保っています。ですが、ゼラチンは水溶性なので、出汁に溶けだしてしまいます。ゼラチンは「お肉→出汁」と「出汁→お肉」という移動を繰り返していますが、出汁の量に対してお肉が少ないと、「お肉→出汁」の移動ばかりが起こります。
お肉を十分に入れることで、出汁中のゼラチンが、お肉に入り込みます。だからこそ、お肉の柔らかさが保たれるのです。ですから、牛すじ煮込みを作る際は、500gほどのお肉を用意することをおすすめします。
ただ、牛すじをたくさん用意できない場合は、
- 鶏皮(脂は取り除く)
- 豚皮(下茹で後、脂の層を取り除く)
- 鍋用コラーゲン
などと一緒に煮込むとよいでしょう。
硬い牛すじ煮込みを作ってしまった時の対処法
硬い牛すじ煮込みを作ってしまい、今困っている方もいらっしゃると思います。そんな時は、炊飯器を使うことがおすすめです。水分を少し加え、炊飯器で炊いたあとに、1時間保温すれば、硬い牛すじ煮込みもトロトロになります。それでも硬い場合は、保温時間を1時間ずつ伸ばしていきましょう。
短時間でトロトロの牛すじ煮込みを作る為のワザ
既に作られた方はお分かりだと思いますが、牛すじ煮込みはとても時間がかかりますよね・・・。そこで、茹で時間を短縮する方法を紹介します。
キウイ・パイナップルで一晩つける
キウイやパイナップルには、お肉を柔らかくする酵素が含まれています。ざく切りにしたキウイかパイナップルを、お肉と一緒にジップロックに入れ、一晩寝かせます。そうすることで一時間程度で下茹でを完了できます。
紅茶パックと一緒に茹でる
こちらは非常に手間がかからない方法です。下茹での際に紅茶パックを1つ入れるだけ。紅茶に含まれるタンニンという物質が、お肉を柔らかくしてくれます。1時間の下茹でで十分に柔らかくなります。
圧力鍋を使う
圧倒的な時短を達成したいなら、やはり圧力鍋が一番です。下茹では20分程で、最後の煮込みは5分程で済んでしまうので、頻繁に牛すじ煮込みを作る方には、圧力鍋がおすすめです。
まとめ
牛すじ煮込みをトロトロにするポイントとして、下茹での時間を十分にとることとお肉を十分に入れることを解説しました。硬い牛すじ煮込みをつくってしまった場合には、水分を加えて、炊飯器に入れて炊き、1時間保温すると柔らかくなります。さらに、より短時間で茹でる為に、キウイ・パイナップルと一緒に一晩寝かせる、茹でる際に紅茶を使う、圧力鍋を使うことがおすすめです。
とはいえ、牛すじ煮込みを作るのは、正直面倒ですよね。美味しい料理は、やっぱり手間がかかるものです。
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