卵かけご飯の食べ方にうるさいって、どういうこと??それも日本一??
札幌の居酒屋「かけはし北二条店」では、卵を割って醤油をかけて混ぜる、という一般的な食べ方ではなく、スタッフによるレクチャーを受けることが推奨されています。
レクチャーには、お客さまはもちろん、スタッフにも時間と手間がかかります。
なぜそこまでするのか。それは、生産者さんの切実な願いがあるからです。
そのお願いとは、「『特別な卵』の美味しさを最大限に引き出した食べ方を多くの人に伝えて欲しい!」でした。
「特別な卵」とは、食べる人の「笑顔と安全」を想い、健康な鶏から産まれた平飼い卵です。そして相棒となる醤油は、13人の若者が3年もの歳月をかけて「漁師さん」と「地元」の為に開発したしじ美醤油®︎。
そのこだわりの生産者さんの想いをお客様に伝えることが、私達「かけはし」の使命です。
いかにして「日本一食べ方にうるさい卵かけごはん」が完成するのか?
平飼い卵・しじ美醤油・日本一うるさい食べ方の3つのお話です。
目次
黄身の色はエサの色!クリーム色の黄身ができる訳
出典:Farm Agricola(ファームアグリコラ)の想い|こだわり
え、黄身の色ってこんなに薄いっけ?
優しいクリーム色に、驚かれた方も多いでしょう。
オレンジ色が流通しているのは、見た目の鮮やかさが世間で重視されているから。実は、飼料中のパプリカやマリーゴールドの粉末、添加物などの着色料の色なんです。
黄身の色には、鶏がどんな飼料を食べて育ったかが現れます。
このクリーム色の卵を産んだ鶏には、着色料は一切与えられていません。いったい何を食べて育ったのでしょうか?
「100%国産」だけじゃない!こだわりの飼料作り
画像引用:https://www.agricola.jp/app/Blogarticlelist/index/pageNo/5
「日本一うるさい卵かけご飯」の卵を生産しているのは、Farm Agricola(ファームアグリコラ)さんです。ファームアグリコラさんは、札幌市のお隣の当別町で平飼い養鶏を営んでおられます。
飼料は100%国産(非遺伝子組み換え)。また、生卵独特の臭みを消すために、通常は12%〜18%配合される魚粉を極力の8%まで減らしています。
さらに国産米を42%も配合しており、お米の旨味が卵の美味しさを引き立てます。
太陽の光を浴びて育った鶏が産む「平飼い卵」
画像引用:https://www.agricola.jp/app/Blogarticlelist/index/pageNo/3
ファームアグリコラさんのもうひとつの特徴は、平飼い養鶏です。
鶏たちは、お庭を元気いっぱいに動き回り、もりもり食べます!(草はすぐになくなってしまうそうです笑)
狭いゲージに閉じ込められた鶏たちが卵を産み続ける、そんな光景とは対照的です。
太陽の光を浴びて育った「生命力」は、卵にもぎゅっと詰まっています。
ファームアグリコラさんが飼料と平飼いにこだわって養鶏を営むのは「家族に安心して食べて貰える卵を作る」という思いがあるからです。
3年の歳月を経て開発!青空町のしじ美醤油
画像引用:しじ美醤油(淡色) | 商品ラインナップ | おおぞら三昧株式会社
さて、次は醤油編。その名前は「しじ美醤油®︎」です。
しじ美醤油の開発の舞台は、北海道網走にあるおおぞら町です。
誕生のきっかけは、漁師さんの悩みでした。
網走湖では、北海道のシジミの8割が生産されています。しかし、規格外品やひび割れなどで、廃棄されるシジミが少なくありませんでした。
食品ロスを減らし、地元を元気にする特産品を作りたい!と13人の若手が結集。実に3年の歳月をかけて開発されました。
しじみ醤油には、シジミの煮出しを4倍に濃縮したエキスが20%以上も配合されています。
しじ美醤油は、塩気よりも旨味が濃いため、平飼い卵の風味を損なわずに生かしてくれます。
ついに実践!日本一うるさい卵かけご飯の食べ方
ようやく食べ方の解説です笑。
しかしここまでお読みになった方は、どうして私達が「食べ方」にそこまでこだわるかを理解していただけたかと思います。
居酒屋は、おいしいものを食べる場所だけではなく、生産者とお客さんをつなぐ数少ない場所でもあるのです。
食材の価値を伝えるために、私達は「日本一うるさく」卵かけご飯を提供します笑!
①レンゲで黄身と白身を分ける
全神経を指先に集中させ、ゆっくりと黄身だけをすくってください。
くれぐれも黄身を割ってしまわないようご注意ください!!
②白身をご飯にかけ、混ぜる
まずは白身だけを混ぜて、メレンゲ状にしていきます。そのあとで、ご飯を少しずつ崩しながら混ぜていくと、メレンゲ状をキープできます。最高にうまく混ざると「トロロご飯」のようになります。なので頑張って、全体がふわふわになるまでひたすら混ぜましょう。
面倒くさがって最初からご飯と混ぜると、なかなかふわふわになりません。こうなってしまうと、後半で取り返すのがきついです笑。
③しじ美醤油をかけ、混ぜる
いよいよしじ美醤油をかけます。醤油が均等にいきわたるよう、白いご飯粒が見えなくなるまで混ぜてください。
ぜひ白身だけを混ぜた状態で、一口食べてみてください。その味に、驚きますよ!
なぜならば、、、
あぁ〜でも、これは書いてしまうと「白身だけのひと口の感動」が薄れてしまうので言いません!是非みなさんに味わってもらいたいポイントです!!
卵をのせ、「混ぜずに」食べる!
ぷっくりした黄身を乗せて完成です!黄身の美味しさを存分に味わってもらうために、混ぜずに、ご飯に広げて、必ず「レンゲ」でお召し上がりください。
日本一食べ方にうるさい卵かけご飯をご自宅でも!
当店の宴会コースには、鍋の〆がございます。なのに、卵かけご飯を追加注文するお客様もいらっしゃいます笑。
そのくらい「一度味わうと忘れられない」店舗で大人気の「日本一食べ方にうるさい卵かけご飯」は、通販でも販売しております。
厳選飼料と平飼いで育った、生命力溢れる鶏が産んだ卵。
4倍に濃縮されたシジミエキスが20%以上配合された、旨味の濃いしじ美醤油®︎。
北海道の生産者さんのこだわりが詰まった卵かけご飯を、「日本一うるさい」食べ方で。
家族と「混ぜすぎて腕が疲れたー!」と叫びながら、特別な日曜の朝を『感動』からスタートしてみませんか?
もらって嬉しい贈り物として、贈答用も人気です。