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じゃがいもの遺伝子組み換えについて解説

プロのグルメレシピ

こんにちは、かけはし北二条店です。当店では北海道・十勝自然栽培されたじゃがいも「さやあかね」を使用した肉じゃがコロッケ「勝コロ®」を通販で全国に販売しています。

遺伝子組換え技術とは、作物に望ましい性質(病気や害虫に強い、味がよいなど)を持たせるために、有用な遺伝子を外から組み込むことです。従来の品種改良(優良品種の掛け合わせ、人工的突然変異など)に比べ、種の壁を越えた変異を起こせます。

今回は、じゃがいもの遺伝子組換えについて解説します。

なぜ遺伝子組換えのじゃがいもが作られているのか?

じゃがいもは他の主要な作物よりも、病虫害や環境変化に強い品種の育成に時間がかかります。じゃがいもの品種は世界で2000種以上ありますが、遺伝的に似通っています。なので病虫害に共通の弱点が多く、また地球温暖化による生産量の低下も懸念されています。遺伝子組換えは、将来の食料供給を安定化させるために期待されている技術です。

遺伝子組換えじゃがいもの栽培状況

日本では、商業的に遺伝子組換えのじゃがいもは栽培されていません。遺伝子組換えのじゃがいもの栽培国は、アメリカやカナダなどです。

輸入しているじゃがいもは「生鮮」と「冷凍」などの種類があります。生鮮じゃがいもはポテトチップスの原料に使われ、全てアメリカから輸入されています。また冷凍じゃがいもは、フライドポテトや量販店の惣菜に使われています。こちらも74%がアメリカからの輸入になっています※。

※参考:ばれいしょの需給動向 調査情報部

日本は遺伝子組換えのじゃがいもの輸入を認めていますレストランなど遺伝子組み換え食品の表示が義務付けられていない場所では、知らず知らずのうちに遺伝子組換えのじゃがいもを口にしている可能性があります。

遺伝子組換えのじゃがいもは安全?

輸入されて流通しているじゃがいもは、国の安全基準を満たしたものです。しかし、2017年、2019年、2021年と立て続けに新たな遺伝子組換えじゃがいもの輸入が承認されました。中にはアメリカのマクドナルドで使用されていないものもあり、不安の残る面もあります。

日本の遺伝子組換え表示制度

食品表示法に基づき、流通が認められた9農産物及びそれを原材料とした33加工食品群が表示義務対象になっています。

じゃがいもの場合は、ポテトスナック菓子、乾燥じゃがいも、冷凍じゃがいも、ばれいしょでん粉、などです。でん粉は、水あめやぶどう糖などの甘味料の原料になるほか、菓子類や麺類やビールなどにも使用されています。

義務表示

義務表示の対象となるのは、加工品の原材料のうち、じゃがいもの重量が上位3位以内かつ5%以上の場合です。ですので、遺伝子組換えじゃがいもが使われていても、重量の面から表示義務がない場合があります

任意表示

2023年4月から任意表示制度が改正されました。以前までは、遺伝子組換え作物の意図せざる混入が5%以下の場合は、「遺伝子組換えでない」の表示ができました。しかし現在は、意図せざる混入が0%でなければ「遺伝子組換えでない」と表示できなくなりました

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Non-GMOとは?遺伝子組換え作物や日本の表示制度を解説

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まとめ

食料危機に備え、遺伝子組換え技術が注目されています。じゃがいもの遺伝子組換え栽培はアメリカやカナダで行われており、その一部は日本に輸入されています。安全審査を通過した作物のみが通過していますが、心理的な懸念もあるところです。日本には表示義務制度がありますから、そのルールを理解し、自ら選択できるようになることが大切です。

海外でじゃがいもよりも遺伝子栽培が盛んな作物に、とうもろこしがあります。家畜の飼料のほとんどを輸入に頼っており、一番多いのはアメリカ産です。アメリカでは9割が遺伝子組換えのとうもろこしが栽培されている状況です。

詳しくはこちら↓

遺伝子組換えのとうもろこしは何に使われている?

自然栽培のじゃがいも「さやあかね」を使用した肉じゃがコロッケ

当店では「消費者が安心して食べられる、おいしいものを届けたい」という熱い想いをお持ちの生産者さんを応援しております。肉じゃがコロッケ【勝コロ®】もその1つ。

じゃがいもは折笠農場さんが育てた自然栽培の「さやあかね」を。牛肉はオークリーフ牧場さんが、遺伝子組み換え、収穫後農薬使用の作物、抗生物質は一切含まない飼料で育てられた「未来めむろうし」を使用しています。

手間のかかる方法で栽培・飼育をするのは、日本の食の未来を守るため。

十勝の生産者さんの想いが詰まった肉じゃがコロッケです。

勝コロ®を見てみる→