こんにちは。札幌の居酒屋「かけはし北二条店」です。当店では10年以上(2月限定ですが)、毛ガニの甲羅盛りを提供してまいりました。
今回は、家庭でも毛ガニの甲羅盛りを堪能できる方法をお伝えします。
目次
毛ガニの甲羅盛りの作り方
まずは、毛ガニをさばいていきましょう。
毛ガニの解体の具体的な方法は、こちらの記事で詳しく解説しています↓
北海道発!プロが毛ガニのさばき方と通だけが知る美味しい食べ方を紹介
甲羅を外したら、胴の部分に残ったカニ味噌を甲羅に移します。ふんどしにもおいしい味噌があるので、これも甲羅の中に入れます。
次に、胴体と脚の先から身を掻き出し、甲羅にぎゅうぎゅうに詰めていきます。
最後に、脚の太い身を載せれば完成です。
毛ガニの甲羅盛りの食べ方
もちろんそのまま食べてもおいしい毛ガニの甲羅盛りですが、食べ方を工夫すると、4回違ったおいしさを味わうことができます。
第一段階:まずはそのまま!
毛ガニダルマには、お箸が通らないほどにカニ身がぎっしりと詰まっています。殻を剥く手間なく、ありったけの身を頬張れる喜びをご堪能ください。
第二段階:味噌を絡めて!
第二段階は危険です。味噌と絡めるとおいしすぎて、お箸が止まらない人が続出します。さらに味わい深い第三段階へ進むため、食べる量はほどほどにしてくださいね笑
第三段階:温めて!
ここからが毛ガニダルマの真骨頂。第三段階では温めます。味噌の深みを存分に引き出すためです。当店では七輪をご用意していますが、なくても大丈夫です。電子レンジで軽く湯気が立つほど温めるだけで、一層濃厚な味噌の味を楽しめます。
第四段階:甲羅酒で!
最後は、本物の甲羅酒で締めくくりましょう。
味噌と身を綺麗に取り、甲羅を熱して殻の中を乾かします。炭火で炙る場合は、甲羅を焦がさないように注意してください。炭がない場合は、魚焼きグリルに載せたりガスコンロに網を敷いたりして、極弱火で熱することで代用できます。
殻が乾いたら、お酒を殻に注いで温まるのを待ちます。電子レンジ(500wで1分半)でラップして温めてもOKです。これで、甲羅酒の完成です。
おすすめの飲み方は、甲羅から直接飲むこと(甲羅は熱いのでお皿に載せてください)。カニの甲羅はワイングラスと同じように、鼻がすっぽり覆えます。お陰で毛ガニとお酒の風味をしっかりと感じられます。
1杯だけでなく、2杯目、3杯目にも挑戦してみてください。変化していく味に面白さを感じられるはずです。
毛ガニの甲羅盛りをご自宅にお届け!
豪華な見栄えと贅沢な食べ応えの毛ガニの甲羅盛りですが、さばいて身を掻出して…といった作業は中々大変です。慣れていない方であれば、一つ作るのに1時間近くかかってしまうと思います。それをご家族の分までとなると、さすがに自宅では手が出しづらい料理ですよね。
当店でも、毛ガニの甲羅盛り(毛ガニダルマ)は2月限定で1日10杯のみご提供していました。ですが、より多くの人に毛ガニダルマを堪能して欲しいという思いから、通年で全国販売することに決まりました!
当店の毛ガニの甲羅盛りは、一つ一つ手作業です。できるだけ軟骨が入らないよう注意しながら、かつ鮮度を保つために素早く作りあげております。
ふっくらと優しい身と、深みのある味噌のコラボレーションを、ぜひお楽しみください。