ほっけは北海道で1番の漁獲量を誇る魚。しかし、ほっけと一言にいっても種類は多数あります。
その中で今回は、北海道で漁れるほっけはどんなものがあるのか、美味しいほっけの選び方や家庭での焼き方をプロの料理人が紹介します。
この記事を読むことで、スーパーで見かけたほっけが北海道産なのか・新鮮なのかどうかも丸わかり。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
北海道は「ほっけ」の名産地
ほっけは、日本海、北日本、ロシアでとれる魚。
全国のほっけ漁獲量は、以下のように北海道が圧倒的なシェアを誇っています。
- 1位:北海道 32,799 (t)
- 2位:青森県 633 (t)
- 3位:山形県 218 (t)
データ引用:2019年 食品データ館
北海道で漁獲されるほっけは「真ほっけ」と「しまほっけ」の2種類。
旬は春から夏で5月から7月にかけて漁獲されるほっけは、あぶらがのった最高のほっけといわれています。
ほっけは鮮度落ちがはやく、生のほっけが食べられるのは、北海道などの産地に限られます。
それ以外の多くは「ほっけの開き」として店頭で販売されます。
近年は、国産ほっけを使った商品は高価なものともなってきているのです。
「真ほっけ」と「しまほっけ」の違いは産地
先述にあった、北海道で漁獲されるほっけには「真ほっけ」と「しまほっけ」。
この2つの違いは「産地」にあります。
真ほっけは北海道産、しまほっけはロシア産が多いのです。具体的に紹介していきます。
真ほっけ
産地
北海道が主流
特徴
しまほっけと比べると小ぶり。脂ノリが良く旬に近い真ほっけは、お腹に赤みがあり「赤ほっけ」と呼ばれるほど。
味
クセのない上品な脂と味の濃さが魅力。
しまほっけ
産地
アラスカのベーリング海やロシアのオホーツク海で多く収獲される。基本的には北方で獲れるため輸入品。
特徴
体に太い縞模様がある。東北から南では、シマホッケの方がよく流通しています。
味
脂のノリが良く、そのジューシーさが何と言っても魅力。
美味しいほっけの選び方
ほっけの種類や特徴がわかったということで、美味しいほっけを食べたいですよね。
ここでは皆さんがスーパーで美味しいほっけに出会える選び方を紹介します。
買い物の際にお役立てください!
- なるべくしっかりと硬いものを選ぶ。
- 腹が柔らかいものもダメ。
- さわってぬめっとした感触のものに脂がのっている。
- 大きい方がうまい。
- 白身は透明感あるものを選ぶ(鮮度がいいため)
- 真ほっけはお腹が赤い方が新鮮な証。
- 干物にされたほっけで、パサパサ感が見てとれるもの・水っぽくダレているものは避けましょう。
ほっけの美味しい食べ方・焼き方
ほっけは開きとして流通されていることが多いので、美味しい食べ方としては焼いて食べること。
ここではプロの料理人が「ほっけの焼き方」を紹介します。

ほっけの焼き方のポイント
ホッケの開きはカリッと焼いた皮が美味しいです!
うちのお店では、ほっけを炭火で焼き、皮も焦がさないように丁寧に焼いているので、皮も酒のつまみに出来るほど美味しく仕上がります。
観光のお客さまで、皮を残している人に食べたら美味しいよ!と勧めて喜ばれることもありますよ〜
ほっけを解凍する際のポイント
冷蔵庫で解凍してください。
常温での解凍はなるべく避けましょう。常温で解凍し、急激に温度変化させると旨みが一緒に流れ出てしまいます。
グリルでの美味しい焼き方
- ほっけに大さじ1の酒をまぶしておくとふっくら仕上がります。
- グリルのトレイに水を入れ、網を油で軽く拭く。
- 身を上にしてほっけを網の上にのせる。両面10分ほど焼く。
フライパンでの美味しい焼き方
フライパンにサラダ油を熱し、ホッケの身側を下にして並べ中火で約6分焼く
サラダ油をひくことで、フライパンにくっつかず表面が香ばしく焼くことができます。ホッケがフライパンより大きい場合は、縦半分にカットし焼くとよいでしょう。
焼き色がついたら裏返す。酒・水を加え、ふたをして中火で約4分。
身側にこんがりきつね色がついたら裏返します。酒・水各大さじ1を合わせて加え、すぐにふたをして中火で約4分蒸し焼きにします。
この時、酒・水は、フライパンの縁に沿うように回し入れるのがポイントです。直接ホッケにかけるとベチャッとしてしまうので、身がパサつかず、風味もよく仕上がります。
まとめ
ほっけの美味しい食べ方について紹介しました。
ほっけは北海道が1番の漁獲量で、「真ほっけ」は北海道で漁れる有名なほっけ。
美味しく食べるには、皮もじっくり焼くことで皮まで堪能できるのです!
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